<テレビウォッチ>押尾学被告(31)の変容ぶりを伝える。当初、変死した女性(30)から「勧められて飲んだ錠剤(MDMA)が違法なものだとは知らなかった」と容疑を否認していたが、「以前からMDMAを使っていた」と供述を変え、「ウソついてごめんなさい」と言ったというのだ。
そんなシオラシクなるものかという気もするが、まだ『全面自供』には至っていないようだ。いくつかのナゾが残ったままだからだ。(1)事件があったマンションの部屋以外にも、押尾被告が自由に使える部屋があったといわれる。そこはどういう場所だったのか。(2)女性に異変が起きた18時30分ころから、119番通報した21時すぎまで、空白の3時間に何があったのか。(3)亡くなった女性の死因は何か。(4)マンション入り口の植え込みに捨てられていた女性の携帯電話は誰が何のために捨てたのか、など。
ことに問題なのは(2)で、小倉智昭は「どう考えてもおかしい。3人が3時間も何をやっていたのか」とし、「携帯が植えこみに捨てられていたことからすると、何か相談したとか、口裏合わせとか、証拠のものを隠すとか、普通そういうことを考える」と目を剥く。
竹田圭吾は「警察の捜査は、薬物がどこから入ってきて、使っていたのは彼らだけなのか、入手ルート、あるいは使用のネットワークまで、捜査の対象としてかなり強く意識してやっているのではないか。携帯電話にその手がかりが入っていると見ているのではないか」と語った。
酒井法子関連がとりあえず第1段階を終えたところで、これからは事件性が大きそうな押尾学絡みに焦点が移りそうな雲行きだ。