<テレビウォッチ>MDMAを使用したとして逮捕された俳優の押尾学(31)。東京地検は8月24日、押尾容疑者を麻薬取締法違反(使用)の罪で起訴した。
一方、一緒にいた女性(30)の異状に押尾容疑者が気付いた後、知人が119番通報するまでの空白の3時間についてはナゾが残ったまま。
東京地検の幹部は「女性が亡くなったのは事実。だが、死因が特定されていないため現段階では何も言えない」と捜査継続の含みを残しながらも、警視庁は立件を見送る見通しという。
取材した高村智康リポーターは「なんですぐ通報しなかったか。助かっていたかもしれない。保護責任者遺棄の立件を見送るというのは、どうしても納得いかない」と疑問を呈した。
この空白の3時間は、押尾容疑者の供述によると……
「女性が(MDMA)2錠を飲んだところでけいれんを起こした。手にけいれんがおきたり、歯をくいしばった状態になった」「心臓マッサージをしたり人工呼吸もした」
で、回復しないために呼んだのは救急車ではなく、マネージャーだった。
「マネージャーからそこから離れたほうがいいといわれ上の部屋に行った。怖くなって部屋を出た」
コメンテーターの大澤孝征弁護士は「自分も一緒に薬を飲んで女性がおかしくなったわけだから、その限りにおいて保護責任が生じ、刑法(保護責任者遺棄等)の条文そのものに当たるとみるのが常識。
ただ、どうせ立件する以上、死亡との因果関係を明らかにしたいというのが本音なのでは……」。
逃げてしまった押尾容疑者の卑怯な行為については、女性の見る目は厳しい。
経済ジャーナリストの荻原博子は「119番もせずに放置したまま自分は逃げてしまう。いつもデカイ口たたいて虚勢を張っているのに、いざとなったササーッと逃げるエリマキトカゲみたいな男ですよ」。
キャスターの赤江は「この空白部分が問われないのはほんとに納得いかないですね~」と、矛先を捜査当局へ。