Mジャクソン「他殺だった」 でも「マーダーではない」

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   <テレビウォッチ>葉山エレーヌが「マイケル・ジャクソンの死は他殺だった、とAP通信が伝えました」と、衝撃的なアナウンス。「え?」と思っていると、マイケルの専属医マーレー医師がネット映像で、「私はやれることはやったし、真実を告げている」と言っている。ん?

   死亡した前夜、マーレー医師はマイケルに5回睡眠薬を投与したが眠れず、10時40分プロポフォールを投与した。眠りについて10分後、医師がトイレから戻ると、マイケルの呼吸が止まっているのを発見したという。

   マイケルの遺体からは、致死量のプロポフォールが検出されたため、ロサンゼルス郡検視局は、「他殺」と断定したという。

   加藤浩次は、「これ以上与えたら死ぬと知りながら与えたと」

   テリー伊藤も、「殺そうと思ったわけではない。日本的にいうと過失致死の大きいヤツ?」

   香山リカは、「どうしても眠れないからと、つい与えてしまったということでしょうが」

   時間をおいて、現地と中継がつながった。エレーヌが、「では、ニューヨークから中継です。高木さん」。ところが出てきたのは、ロス支局の高木一郎。 「え?」とエレーヌの声。

   現地からは「これがマーレー医師への捜査令状です」とペーパーを見せて「これによると、遺体から致死量の麻酔薬が検出されていた。死亡にいたる経緯は次のようなものだった」と説明。

   マーレー医師は不眠症に悩むマイケルのために6週間、毎晩プロポフォールを処方していたが、依存症になったため、死亡の3日前から別の鎮静剤に変えた。

   しかし当夜リハーサルから戻ったマイケルには効果がなく、マイケルが強く望んだため、通常の半分の量を投与し、マイケルは眠ったという。10分後、2分間離れてもどってみると、死んでいたと。

   プロポフォールは病院での手術用に使われる麻酔薬で、通常は厳重な管理の下で使用されるが、マイケルにどのように使われたのか、捜査中という。

   加藤「殺人と入ってきたんですが、違うんですか?」

   高木「ホミサイドという言葉を使ってます。第3者が関与した死という意味です。殺人はマーダーという。いまは過失致死容疑で捜査しているが、死んでもかまわないという意思が(未必の故意)あったかどうかも調べている」

   homicideは、字引を引けば「殺人」となっているから、一報を直訳したので「殺人で捜査」となったものらしい。

   テリーは、「マイケルは世界平和や子どものためにやってきたのに、自分が薬漬けになっていることを、客観的にみてほしかった。子どもたちだって見たくないことだ。残念だね」

   それより、いかに雇い主の求めだとはいえ、死ぬ危険を見誤った医師ってのは、なんだったんだろう。この医師の元では、このとき死ななくても、いずれは死んでいただろう。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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