<テレビウォッチ> 酒井法子が『失踪の6日間』に発した言葉が報じられる。1つは「死にたい 楽になりたい」。もう1つは「やっていない」。前者は、継母とともに宿泊した山梨・身延町の親族宅で、継母にそう呟いたと伝えられる。後者は、酒井の『失踪』に手を貸した、継母の40年来の友人といわれる男性が、彼女に逮捕状が出されたと知って出頭を促した際にそう漏らしたという。いずれも番組の電話取材に男性が話したことである。
一方で、警察の調べに対し酒井は「携帯電話は故障したので捨てた」と供述したといわれる。捨てた後は、長男の携帯を使っていたようだ。
小倉智昭が「いろいろなことが分かってくると、明らかにあやしい行動だなということが見えてくる」と口にすると、小笹芳央(リンクアンドモチベーション代表)は「やれることはきっちりやった6日間だ」と述べた上で「尿検査で反応が出ない期間、逃げる、携帯を失くす、髪の毛も切っていた、ある意味、計算しつくされてやれるだけのことをやった。本人だけの意思、意図だけじゃなくて、周囲の経験者、くわしい人が入れ知恵をしていた可能性もある。警察対周囲の集団との戦いみたいな形で、僕は見ている」と語った。
番組は、酒井の事務所、サンミュージックの社長にも直接取材をしている。その中で社長はこう言う。以前、彼女に薬物使用の噂があると聞いた社長が本人に尋ねると、「信じてください」「信用してもらえないんですか」と答えたそうだ。
いくつかの言葉から浮きあがってくるのは『したたかさという衣を着けた女』である。