山城新伍の密葬へ娘来ず 「母とけんかしてでも来るかと」

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   <テレビウォッチ>亡くなった山城新伍の密葬が8月18日、京都の寺で行われた。列席したのはごく身近な親族だけ18人。元妻の花園ひろみ、一人娘の南夕花の姿はなかったという。

   番組は、臨終に立ち会った実弟の話をもとに、あらためて父親の娘(子供と言い換えてもいい)思い、父子の絆に触れた。

   山城の女性とのスキャンダルからなのか、元妻とは2度結婚し2度離婚している。しかも、2000年にはある雑誌で娘から「絶縁宣言」を突きつけられた。

「もう娘でもない、守っていただかなくてけっこう。母のことは私が守ります。いつか結婚することになっても、バージンロードを歩くつもりはありません。今、父にはっきり伝えたいのは『さよなら』という言葉です」

   しかし、山城はダブル離婚について生前、次のように語っていた。

「小さい女性問題もあったろうし、仲良くしているだけの誤解もあった。そういうものが蓄積された結果だ。短絡的に(元妻が)『やめた!』と、そんな人じゃない。未練はありますよ。でも未練は口にしない」

   この元妻と一人娘との断絶について、実弟の渡辺鎮雄は次のように残念がった。

「新伍は、気前が良いところがあるから、全財産を妻子に置いてスッカラカンになって死んでいったのではないかと、友人が言っていたけど、実はその通りだと思います。そういう男気があったではないかと……」

   「だから」と言う訳ではないだろうが、続けてこうも……

「嫁さんとの間は、男と女の関係ですから好きもあれば嫌いもあるし、いざこざもある。それは致し方ないこと。しかし、血を分けた子ともこういうことでは悲しいことだ。お母さんとけんかしてでも来るんじゃないかと……私の娘だったらそういう具合に育てると思います。半面、(娘が)かわいそうに思いますね。 (父とこの対立が)チャラになるかもしれないのに、世間から隠れて住むような形で……もっと人前でいろいろ言った方がかえって良いんじゃないかと思う面もあります」

   寅さんではないが、ひと言印象を言えば「男はつらいよ!」。最後に、スタジオの森永卓郎(独協大教授)が次のように……

「山城さんは昔型の最後のスターだったと思う。昔の芸能人は公然と浮気をする文化があったが、今はそれが許されなくなった。娘さんは新しい文化の中で育ってきた人で、時代の転換期に起こった不幸なことのような気がする」。
文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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