忘れられた新型インフル対策 このまま「夏休み明け」迎え大丈夫?

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   <テレビウォッチ>新型インフルエンザが猛威をふるっている。先週末の8月15日、沖縄市内で、新型インフルエンザ感染者の男性(57)の死亡が国内で初めて確認された。

   高温多湿の夏になればウイルスが死滅し流行も治まると見られていただけに何故? 番組がこの疑問について取り上げた。

   5月に初の感染者が確認され、6月いったん治まったかに見えた新型インフルエンザ。が、7月から再び増え始め、今や5000人以上の患者が確認されているという。

   このなかには、岩手県で夏巡業をしていた力士5人とスタッフ1人が8月12日から発熱。このうち3人が新型インフルエンザに感染していることが確認された。

   また、学校が休みなのに部活動などで集団感染している例も報告されている。

   15日急きょ、記者会見した舛添厚労相は「最近、皆が忘れていしまっている。やはり、どういう特性をもっているか分からないから新型なので……」と注意を喚起した。

   アナウンサーの小木逸平が「1回治まったのが7月以降増えてきたのは、対策がおろそかになったということですかね」との疑問を。

   ゲスト出演した医学博士の中原英臣は「様々な要因があるのでしょうが、学校が休みになって合宿とか、対抗試合とか、お盆休みで人が大移動するのに伴って増えたのでしょう」と。

   なかでもタレントの松尾貴史の意見は実感がこもっていた。「街中で咳をしている人がいて気になったが、この暑い夏にマスクは不快で、ストレスになる。マスクする人が減っていたことも……」。

   とくに、今回死亡が確認された沖縄の男性は慢性腎不全のために透析中だった。中原医師は「こうした持病のある人や妊婦、幼児は免疫力が弱いのでとくに注意が必要」という。

文   モンブラン
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