<テレビウォッチ> ベルリンで開かれている世界陸上の男子100メートル決勝で、ウサイン・ボルト(22、ジャマイカ)が9秒58の世界新記録で優勝した。ボルトは、北京五輪で有名になったあの決めポーズをまたも披露した。
日本時間の今日(8月17日)早朝にテレビで決勝を見た小倉智昭は、「腰砕け」「涙出るわ」と感動した様子。オープニングトークで取り上げ、ボルトが「1メートル96で89(86?)キロ」という大きな選手でありながらスタートが良かったことや、会場のトラックは柔らかくて記録は出ないだろうとみられていたことなどを解説。その後、「どうします?」と笠井信輔・中野美奈子コンビにふった。
2人からさしたる回答がない中、小倉は「もう体重、身長別にしてほしいよな」と、柔道などの体重別制を念頭においたかのような新制度設立を提案した。準決勝で塚原直貴が最下位で敗れたことを引き合いに出し、「日本人がいくら短距離目指しても、あの体、あの馬力で走られたらどうしようもない」とお手上げ宣言をした。
昨2008年夏にあった北京五輪の男子400メートルリレーで日本代表が銅メダルをとったのは、他国チームのバトン受け渡しミスが相次いだなどの要素があったのは確かだ。今後の日本短距離界の活躍に期待を持つのは、甘い幻想に過ぎないのだろうか。
小倉は「本当に興奮してます」と陸上の話題を締め、これも得意分野の音楽へと話を移した。
文
赤坂和郎| 似顔絵 池田マコト