<テレビウォッチ>番組が取り上げた日経新聞一面記事によれば、三越伊勢丹は2014年までに中国で大型店舗5店舗を出店する方針だという。グループの総売上高に占めるアジアの割合は現在14%程度だが、この出店構成によって20%まで拡大するそうな。
現地の富裕層を取り込む狙いがあるとの記事に、「中国のお金持ちはハンパじゃないですから」とコメンテイターの吉川美代子TBS解説委員は実感こめて話す。「銀座のデパートを見ても、中国からのお金持ちの買い物客がホントに多い。それだったら、日本に来てもらうより行っちゃえば、もっと(儲かる)ってのはわかりますよね」
デパートの中国進出が本格化するとなると、心配なのは銀座の空洞化。今後は日本人相手のユニクロなど、格安店が幅を利かせることになりそうだ。
文
ボンド柳生