<テレビウォッチ>TBS系で放送する全米プロゴルフ選手権にて石川遼がプレー中とあって、番組は石川専用モニターをスタジオ内に設置。番組進行をつとめる蓮見孝之アナが事あるごとに、モニターに映る雄姿を、下にも置けないお宝でも扱うようにあがめ奉る。
しかし、ゲストコメンテイターのゴルフ解説者、沼沢聖一は「ティーショットにブレがあった」ほか、アプローチもパットもよくない、本来の実力が発揮出来てないなどとダメ出しの連続。18番ホールでは「やっぱり今日は自分の思ったプレーができなかったという表情ですよ」と分析していた。
結局スコアは2オーバー、予選通過できる70位スレスレだった。ホールアウト後のインタビューで「まあまあ、うーん、なんとか明日(予選2日目)につながる2オーバーかな?」と問いかけたインタビュアー(氏名不詳)も不満げな声色を聞かせていた。
しかし、日焼けして精悍な表情の石川は「今日はよかったと思います。いい形で我慢することができた」ときわめて前向きにハキハキと答え、周囲との認識の差が浮き彫りとなった。
文
ボンド柳生