「死去」山城新伍との出会い 「小倉智昭の人生」変えた理由

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   <テレビウォッチ>小倉智昭は4、5日前、「山城さん、今どうしてるかな?」と前田忠明(芸能デスク)と話していたのだという。「虫の知らせがあったのかも……」と前田。

   一昨日(8月12日)、都内の特別養護老人ホームで亡くなった山城新伍さん(享年70)と小倉は浅からぬ縁があったようだ。1970年代、山城さんは、東京12チャンネルの番組「独占!男の時間」で司会を務め、独特の辛口トークや、軽妙洒脱な「山城節」で一時代を画した。

   土曜深夜に放映されたこの人気番組で競馬コーナーを受け持ったのが、当時、東京12チャンネルアナウンサーの小倉だった。小倉の力を買っていた山城は、裸体女性を実況するようなコーナーにも彼を使うが、ワースト番組ナンバーワンにもランクされる「独占!男の時間」のきわどさが気に入らなかったのであろう上司が、「局アナにあるまじきことだ」と怒り、これに不満を抱いた小倉はフリーに転じることになる。

   といった往事を振り返った小倉は「山城さんとの出会いがなければ今日ここに座っていることもなかった」と述懐した。

   俳優としては「白馬童子」「仁義なき戦い」などに出演、映画評論でも活躍した才人は、東映時代の同期女優と結婚、娘も生まれたが、離婚、その後、同じ女優と再婚、また離婚と「波乱万丈の芸能生活」(小倉)を送った。

   数年前、糖尿病を患い、表舞台から姿を消し、2008年、特養に入所したらしい。「衰弱して心筋梗塞を起こされたようです」と、前田が最期の様子を伝えた。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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