<テレビウォッチ> 欧州で最高級クロマグロの禁輸を検討、絶滅危惧種に。今や高嶺の花のクロマグロだが、なぜシーラカンスやジュゴンと同じ絶滅危惧種の土俵に?? と『スパモニ情報局』で取り上げた。
このクロマグロ規制の動きはJ‐CASTニュース(2009年8月12日「本マグロ食べられなくなる! 『絶滅危惧種』に指定の動き」)で取り上げているが、『スパモニ』だと次のようになる。
それによると、モナコが大西洋や地中海に生息する大西洋クロマグロをジュゴンやシーカランスと同じ「絶滅の恐れのある動植物」として国際的な商取引を全面的に禁止するワシントン条約「付属書1」に掲載する案を提出する模様だという。
で、何故に「モナコ」が「クロマグロ」を?? が『スパモニ』のテーマ。
モナコといえば世界で2番目に小さい「賭博」とハリウッド女優のグレース・ケリーの嫁ぎ先で有名。移住者の多くは億万長者で、テニスのクルム伊達公子も。
カギは故グレース・ケリーの息子。つまり、モナコ公国元首のアルベール2世。南極を旅行した際に、海洋学者の祖父が撮った南極の写真に比べ氷が激減しているのを見て何とかしなければと、環境問題に熱心に取り組むようになったという。
現在、この提案の動きをオランダが支持。他の欧州諸国も支持の方向で検討中という。
最高級の大西洋クロマグロの大トロは絶品。日本では全マグロ消費量の4割を占めており、もし禁輸となれば、大西洋クロマグロの亜種とされ日本近海で獲れる太平洋クロマグロだけになる。
ゲストの漫画家のやくみつるは「モナコのバックに控えているフランスでは寿司ブームという。あとを追って欲しくないですね。日本人1億人を食わせなければならないんだから……」と、出されたクロマグロの大トロ2切れをペロリ。
ちなみにモナコも寿司店はあるそうだが、やはりマグロは置いていないという。