酒井法子「薬抜き逃亡」説 元検事はこう分析

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   <テレビウォッチ>行方が分からなくなって6日目の8月8日夜、近親者や弁護士に付き添われ警察に出頭し、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕された。

   酒井容疑者は「覚せい剤が私の部屋にあったことについては覚えがありません」という最初の曖昧な供述から一転、「去年の夏、夫に覚せい剤を進められ、あぶってパイプで吸う方法を覚えました」と供述をしたという。

   また、行方をくらました6日間について「気が動転して東京・新宿区や中央区で泊まり、山梨にも行った」と供述しているが、詳しいことは「言いたくない」と話しているという。

   そこで番組ナレーションが、『元清純派スター』の仮面を剥がそうという訳か、行方をくらました6日間は、覚せい剤が尿検査で出なくなる期間(1週間)を知っていて、行方をくらましていたのではとの疑問を。

   しかし、これには元検事で覚せい剤事件も多く扱ったことがある大澤孝征弁護士が次のように否定的な答えを。

   「本気で逃れるつもりだったら、もう少し自宅の中を整理していたはず。交通事故を起こして、ひき逃げしたのと同じ行動。ただその場から逃げたい一心だったのでは。

   気が小さい人間が現実から逃げたい、失うものを考えてただ逃げたい、そう考えた人間がやる行動で、何ら不思議はない」

   もっとも、トップスターが、いつ、どうして転落の道を歩み始めたのかはナゾ。そこで番組は、このナゾを解く映像を入手したと……

 

   1つは、3年前に都内のクラブで、髪を振り乱しハイテンションでトランスミュージックのDJをする酒井容疑者の映像。

   もう1つは、酒井容疑者の左足首の内側に「蓮の花に梵字」をあしらったタトゥーの映像。所属するサンミュージックの社長も「3~4年前に見た」という。

   赤江珠緒キャスターが「これほどイメージがガラガラ音をたてて崩れていくのも驚きですね」と、

   ジャーナリストの鳥越俊太郎は「ただちょっと考えるのですが、ヨーロッパや日本で何冊も出ている本がある。いずれもいいお嬢さんが悪い男に出会ったためにどんどん落ちていくテーマで、今回は、夫の高相容疑者との出会いが彼女にとって不幸だったのかなと……」。

   一方、吉永みち子は女性作家らしい視点で次のように。

   「どこで、どういうふうに出会ってどのポイントで気持ちが折れたのか、きちんと見てあげる必要がある。真っ白からぜんぶ真っ黒にしてしまうと押さえるべきポイントが黒の中へ塗りつぶされてしまう気がする」

   もともと清純派スター、清純派アイドルなどというのは所属事務所や芸能ジャーナリストが作り上げた虚像だし、その虚像にファンがのり、最高裁がのって裁判員制度のPRに起用しただけ。

   元が付くとはいえいまだに『清純派』というネーミングで38歳になる女を呼ぶのもおかしい……

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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