住宅街で吸血被害 主婦も犠牲に

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   <テレビウォッチ>今2009年はヤマビルの話題も聞かなくなったし、足慣らしに丹沢でも……と思っていたところへ、番組が『ついに住宅街まで! 謎の吸血生物』と。

   夏休みハイキングに行く人も多かろうとの配慮か、山の名前こそ出さなかったが、謎の吸血生物とは丹沢山系の麓にまで出没し始めたヤマビル。

   そこで神奈川県下のハイキングコースへ……

   取材スタッフの首に吸いつくヤマビル。「ワー、なぜそこまで気がつかなかったの~」。ヤマビルは別のスタッフの足首にも。「ワー、ここにも。ヒル天国になっているよ、ここ」。

   ところがハイキングコースばかりではない。最近は住宅地の庭にも。主婦が庭仕事の最中、吸血被害にあっている。

   キャスターの赤江珠緒が「ウワー、ヤマビルは確実に広がっているんですね」。

   本来、山奥に生息するヤマビルがなぜ人里にまで?? ヤマビル研究の第1人者である谷重和医博はその原因を次のように……

「いままでシカやイノシシを吸血していたヤマビルだが、シカが丹沢周辺で4000頭~4500頭とあまりに増えた。で、奥山にシカの餌がなくなり、生息範囲を広げるとともにヤマビルも移動してきた」

   ヤマビルは、3枚の鋭い歯で皮膚に噛みつく。その時、痛みに気付かれないようにヒルジンというモルヒネに似た成分の麻酔様の物質を出す。

   咬まれた後、この成分ですざましい痒みが襲い、体調によっては発熱やじんましんのような症状がでることもあるという。

   では、ヤマビルに噛まれたらどうするか。このヒルジンという成分を指などで押し出し、市販の抗ヒスタミン剤を塗って絆創膏を貼っておく。

   スタジオが用意したヤマビルの分布地図を見ると、北海道、四国を除いて、山のあるところはほとんど。冗談ではと思うのは、関東周辺で埼玉県だけが分布から外れていた。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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