<テレビウォッチ>酒井法子(38)の『失踪』事件にほぼ40分間かける。異例の長さである。テレビドラマで共演したと自ら説明する笠井信輔アナの思い入れの深さがうかがわれた。
酒井の人柄について「明るく責任感が強く気配りの人でムードメーカー」と話す笠井は「もしこの番組を見ていたら、可能性は少ないかもしれませんが」と言いながら「事務所に連絡がとりづらかったらフジテレビの方でもかまいません。連絡をください」と呼びかける。
番組の取材によると酒井は、長男(10)の夏休みに合わせて7月半ばから8月下旬まで、長期休業を取っていたという。自称サーファーの夫が覚せい剤不法所持の疑いで逮捕されたことを受けて、子どもとともに旅へ出て、ゆっくり考える時間を持っているのでは、という気がしないでもないが、所属事務所の心配はひととおりではない。
生電話インタビューに答えたサンミュージックの相澤秀禎会長(79)は「何度も電話を入れているけど留守電になっている。メールにも返事がない」と語る。そして「最悪の事態にならなければいいがと……そういうことはないと思っている」と揺れる気持ちを隠さない。
家庭的に複雑な酒井を14才のころから親代わりで育てたといわれる会長が「法子、僕の携帯はずっとつけて待っているから連絡くださいね」と語りかけると、笠井は涙をにじませた。
まとめの段階になって、デーブ・スペクターが「夫のやったことは他人に危害を加えたわけではない。自分を責める必要はない」と述べると、笠井は「奥さんの責任に関しては、夫が覚せい剤を持っていたということと切り離して考えていいですよね」と高木美保に振る。高木は「夫は大人ですから。奥さんに何の落ち度もないし、ちょっとした亀裂や行き違いはどこの夫婦にもある。いちいちそれを理由にされたらたまらない」とした。
薬物違反事件を起こして家族を苦しませる身勝手な振る舞いにはあきれる。