<テレビウォッチ> 新聞各紙の一面を並べた「一面ざっと見」は、一般紙は裁判員制度、スポーツ紙は押尾学容疑者の逮捕と見事にわかれた。見出しには「薬物」よりも「女性死体」「女全裸死体」「変死体」がフィーチャー。
スポーツプロデューサーの三屋裕子は、「女性の変死」でより注目されてるのだろうと分析。ただ、そのあたりの伝え方が「(各紙)いろいろニュアンスが違うんで、何とも言えないんですけど」と腰をひく。
しかたがないので、各スポーツ紙の情報をもっともスキャンダラスにつなぎ合わせると、容疑者は出入り先のマンションで全裸の女性と一緒にドラッグを楽しんでたが、その最中に女性が急死。知人だかマネージャーを呼びよせて警察に連絡させ、自身はその場を去った、といったことになる。
番組(TBS)独自の情報があるわけでもなく、コメンテイター陣も「あくまでスポーツ紙では~」の伝聞にととどまる。司会のみのもんたも「一部報道では~」と断りながら一部の情報を紹介し、「いろいろ書いてあるんですね」。ほとんど一般視聴者と同レベルではあった。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト