「悪魔に魂売ってもいい」 橋下府知事の政治家論

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   <テレビウォッチ> 玉川徹リポーターが行った<橋下徹大阪府知事直撃54分インタビュー>が聞かせた。

   主な質問項目は4つ。(1)東国原知事をどう見るか (2)なぜ支持政党に拘るのか (3)なぜ政治家になったのか (4)なぜ地方分権なのか――以下が、知事の答えの要旨。

   (1)政治家で1番、重要なのはメッセージ。地方分権をクローズアップさせてくれた東国原知事は大政治家だ。(玉川が「国政に行くためのステップではなかったか」と尋ねると)政治は結果がすべて。動機は邪悪でもいい。悪魔に魂を売ってもいいのが政治家。手段も関係ない。

   (2)知事会の決定に従う。政党をまるごと支持はしないが、選挙応援に行く可能性はある。

   (3)単純で、今のままの日本には住みたくない、それだけ。将来の展望が何もみえない。大きな国家戦略を描いている人がいない。政治家は地元のことばかり、霞が関は目の前のことばかり考えている。このままだと日本は2、3年で沈没する。だれも変えてくれないという思いがあった。

   (4)それぞれの地方が、国家経営の感覚で自立して行ったら日本はもっと強くなる。そんな国にしたい。関西圏のGDPはオランダに匹敵する。日本にはそんな規模のところが7つも8つもある。国は国全体のことを考え、地方のことは地方でやる。無駄は地方でなくす。

   玉川は、知事を徹底的なリアリストで、最も効果的な「時」「手法」を選ぶ、と分析。大谷昭宏は「戦略家」と評価した。番組は、橋下にきわめて好意的であった。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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