<テレビウォッチ>「1泊109円」「子供はタダ」。つい釣られて見てしまう旅行会社の破格なうたい文句。旅行業界に異変が起きているという夏休みの旅行事情を取り上げた。
大手旅行会社が社内用に作ったという8月の国内ツアー予約一覧表。番組が入手したこの一覧表を見ると、例年なら予約が殺到するお盆時期なのに予約が十分取れる状況にある。
理由は、不況に加えて今2009年は9月に5連休のシルバーウイークが控え、予約が分散しているからだという。
そこで「まず足を運んでもらう狙い」で登場したのが、「得」をもじったという「1泊109円」。21件の旅館やホテルが参加したこの旅行プランが昨日(7月29日) 発売されたが、わずか7分で完売という。
笠井アナは「この時期、旅行代金は上がるのですが今年は違う。これなどプレゼントに近いですね~」と。
ただし、これは年間5250円の会費を納めた会員が条件。しかも先着順というからプレゼントを貰うのも厳しい。
さらに、今年は家族をターゲットにしたプランが目立つ。「全コース幼児は100円、12歳から15歳未満のジュニアは割引」というプランから……
大分別府温泉の旅館では、「8月16日のみ子供は無料」というものも。ただし夫婦と子供2人の場合のみ。子供が3人になると1人分は代金が必要とか。
笠井が「政界も経済界も『子育て支援』なんですね~」と。子育て支援なら「有権者」である親も取り込めるという魂胆。見え透いた作戦ではあるのだが……
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト