<テレビウォッチ>みのもんたが、「マニフェストという言葉がこんなにポピュラーになるとは思いませんでした」と、6党のキャッチコピーを並べた。
与党=「日本を守る責任力」(自民)「生活を守り抜く」(公明)
野党=「政権交代」(民主)「生活再建」(社民)「国民が主人公の新しい日本を」(共産)「輝け日本!」(国民)
スタジオには、古川俊治(自民)、山口那津男(公明)、蓮舫(民主)、井上哲士(共産)、福島みずほ(社民)、長谷川憲正(国民)がずらり。ナマ激論スペシャルだという。
ようやく出て来たマニフェストに、岸井成格が「まだ変わるんじゃないか。実際に政権をとったときに対応しないといけない」
みのが、民主、社民の連立をつついてひとしきりやったあと、「混乱しませんかね」といったが、岸井は「混乱してもいい。小選挙区制を導入したとき、裏腹で党営選挙とマニフェスト選挙が前提になった。それが15年経ってようやく実現したが、政権とったときに、日米同盟だなんだで180度変わることだってありうる」といったもんだから、「エーッ」と一斉に異論。
蓮舫が「180度変わることはない。マニフェストから大きく変わったら、約束違反になる。ただ、個別の問題で建設的な対応は考えられる」「それより、明日正式に出されるマニフェストで、4年間3人の総理のもとで129兆円も借金が増えた。これをどうするかも示してほしい」
みのが、「集団的自衛権」のくだりを指して、「このあたりをしっかり見ておきたい。自衛隊海外派兵、非核3原則も含めて」
岸井が「ここがこれまでと1番違ったところ。どれだけ各党がやる気があるのかを、有権者が厳しく見るのは初めてになる」
ここで、JNNが行った世論調査で最も関心が高く出たテーマ、年金(景気と並んで61%)に話を振った。消えた年金は? 財源は?
蓮舫は「大きな争点になる。反対、賛成でなく、歩み寄りでやらないといけない問題」という。
民主は、「2年間国家プロジェクトとして集中的にやる」といったが、舛添・厚労相は「8億5000万枚をどうするんでしょうね。私のやり方なら2年で片が付く」といった。
社会保険労務士の田中章二が、「約1000万件解決済みだが、手元に渡ってない人が多い。最高齢者は98歳だった。支給される前に死んじゃう。仮払いなどを考えないと」という。
このあと一斉にしゃべりだして、わいわい。しびれをきらしたのか、末吉竹二郎が、「この議論は去年も一昨年もやっていたものだ。どこで変化が現れてるのか。政府はもっと責任を持ってほしい。年金は制度問題と執行の能力とがある。制度のことばかり言っていて、執行のことをだれもいわない。執行にあたる政府の責任は大だと思う」
話は時間切れまで及んで、みのが最後に「8月30日皆さんが選ぶんです」と叫んでチョーン。