<テレビウォッチ>歌手デビュー25周年の吉川晃司が、意外なデビュー秘話を語った。高校生当時、地元の広島で音楽活動していた吉川は、デビューのきっかけをつかむために、東京の芸能事務所のスカウトにライブを見に来させようと考えた。
ただ来てくれと頼んでも、足を運んでくれるとは限らない。そこで吉川は一計を案じ、自分のファンのふりをして、強烈な手紙を送ったのだという。「無いこと、無いこと書いた。広島に天才がいて、これを知らずしてどうする、みたいな」「ギターを弾かせればCharより上手いとか」
すると、作戦は見事成功。「とにかくチャンスがつかめれば、それでいいんじゃないかと思っていた」と少々照れくさそうに述懐すると、コメンテイターのテリー伊藤は「偉い。さすがロッカー!」と褒めそやすのであった。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト