中野美奈子がお年寄り取材 「話おわりに」と言われたワケ

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   <テレビウォッチ>山口県内を襲った集中豪雨の続報。最も被害の多かった防府市の特別養護老人ホーム『ライフケア高砂』を取材してきた中野美奈子アナがスタジオに戻り、現地の様子を取り上げた。

   驚いたのは、集中豪雨がおさまったにもかかわらず、いまだに裏山の谷あいから降りてくる水が滔々と建物の中を流れ、まるで本格的な「川」が出現したよう。

   この『ライフケア高砂』では7月22日、新たに2人の男女2遺体が見つかり死者は5人となった。土石で埋まった建物1階にはまだ2人のお年寄りが……

   中野によると「救助された皆さんは、今後この住宅をどうするのか心配されていました。午後3時ごろ、救助された女性に話を聞いていたんですが、突然大粒の雨が降ってきた。女性が怖いから(話すのを)おわりにしてくださいと……」。

   いっこうに好転しない梅雨空に不安が消えないのだろう。キャスターの小倉が「1度こういうことが起きると、同じ場所に家を建てるのは怖いですものね~」。

   ノンフィクション作家の岩上安身も「雨が降るとどうしてこの地形が洪水になるのか、メカニズムが解明された、地盤改良とかされないと住めないですね」と。

   ただ、なんで西日本は梅雨が明けないのか。

   岩上は「梅雨が明けず、とてつもなく雨が降り続けているのが疑問です。それから関東は梅雨が明けたはずなのに、戻り梅雨というのはどうも釈然としない気分です。異常気象とか気候変動が災害の背景にあるような気がする」と。

   『ライフケア高砂』の場所は、土石災害警戒区域に指定された地域という。土石流が発生する可能性ある場所に、なぜ老人ホームが建設されたのか、番組はそろそろ検証する必要が……。

   それに、この「梅雨」の正体について気象庁は何か言うべきでは。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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