山口豪雨被害とヘリレポート その「惨状」とみのの驚き

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   <テレビウォッチ>昨日(7月21日)は永田町にいた米田やすみが、この朝はヘルメットをかぶって土石流被害の現場にいた。防府市の特別養護老人ホーム「ライフケア高砂」だ。建物の中から川のように水が流れ出してくる。いったいどうなっているのか。

   昨日のちょうど昼食時間に、裏山から土砂が流れ込み、2階建ての1階を飲み込んだ。食事中だった入所のお年寄りは全員胸のあたりまで水につかり、3人が死亡、4人が不明になっている。不明者は流されたのか、埋まってしまったのかわからない。

   一帯は昨日、1時間に100ミリ近い豪雨だったといい、通常とは全く違った流れが至る所にできたらしい。国道262号沿いの人家の密集したところでは、道路が川となってごうごうと流れている。本来の川にかかる橋の上を濁流が洗う。出動した消防の車が何台も、濁流のなかで立ち往生している。

   老人ホームは、建物の真ん中に川ができてしまっていた。雨がやんだこの日の朝になっても、流れの強さは変わらず、玄関から外へ続く道路がどうやら流れの本流になっている。

   「朝ズバッ」のヘリが上流を写すと、佐波川という小さな自然の流れが背後の山まで続いていた。その流れがもろにホームを直撃している。まるで川の真ん中にホームがある感じなのだが、そんな所に建物を建てるはずがない。土砂が本来の流れを埋めてしまったらしい。

   例によって、ヘリからのレポートはたどたどしい。みのもんたが映像を見ながら、カメラに指示をしたりしたのだが、さっぱり分からない。そのうち、レポーターが「ホームの1階部分は埋まっているんです」という。

   みのが「エーッ、これは埋まっているの?」「見えてるのは2階なんです」と妙に冷静にいう。それを先にいうのが、レポートだろうに。

   みのが「われわれが見ていたのは2階だったんだ」

   地上の米田はといえば、建物の下流側にいるから、上流がどうなっているかは見えない。ディレクターも、「1階の奥には、岩が積み重なっています」というばかり。

   その全体像を伝えるのがヘリの役割なのだが、映像を見ている東京から確認されるんじゃしょうがない。とうとう本来の川がどうなったのかは伝わらず終いだった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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