<テレビウォッチ>7月18日、千葉・花見川団地で61才の女性が首を切られて死亡、女性の次女(22)が容疑者の男(28)に連れ去られ、行方不明になっている事件――取材した立花裕人リポーターは「気になるのは愛知県豊田署の対応です」と言った。
実は、事件の2週間前、4日にも次女は容疑者の男に連れ去られ、1週間、連れ回された。その際は次女が豊田市のコンビニで助けを求め、豊田署が処理に当たった。豊田署は次女を保護したが、事件化は見送る。立花によると、そのポイントは、(1)被害届が出ていなかった (2)恋愛トラブルだと見ていた (3)男は携帯禁止のナイフを所持していたが、正当な所持理由があった、という。
大澤孝征は、(1)について、被害届を出すと危害を加えられる、と後難を恐れて出さないケースがあるとし、「出さないと、もっと怖い目に合うからとか、説得しても被害届を出させて立件に向けた対応をすべきだったのではないか。ナイフの不法所持で身柄を拘束すること、拘束した後、連れ去りで調書をとることは可能だった」と述べる。
鳥越俊太郎はさらに豊田署に対して辛口コメント。「被害届を出さないからと、ストーカー行為を規制せずに多くの過ちを繰りかえしてきている。男がナイフを持ち、女性がSOSを出していることからすれば、鈍感だったのではないか」。(3)が、どういうわけで正当とされたのか、番組で説明がなかったのは物足りない感じ。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト