企業の足引っ張る「日本の官」 再生医療「敗戦」の戦犯

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欧米では臨床試験一本化

   欧米ではすでに一本化されているのに、企業側からすれば2度手間になっているのだ。しかも、専門家が不足し、医薬品などの審査担当者が掛け持ちでやっているという。

   国谷キャスターが「国が企業の足を引っ張っているということですね」に番組にゲスト出演した京都大大学院の川上浩司教授は次のように語った。

   「基礎研究を助成しようと2000年から政府は研究費を手厚くした。その結果、再生医療の特許の出願数は米国に次いで2位。

   しかし、残念なことに出口の製品化は日本はうまくいかない。なぜなら、ベンチャー企業のような新しい産業を起こす文化が少なく、応援する体制も整っていない」

   政府は、やっと先月になって審査体制の拡充について検討会を開いたが、これでは国際競争に勝てるわけはない。

モンブラン

   * NHKクローズアップ現代(2009年7月15日放送)

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