<テレビウォッチ>まさか、というのが現実になった。不信任案を造反なしで否決した翌日、両院議員総会開催を求める署名が、規定をこえて132人。与謝野、石破の閣僚2人も署名した。そこで「朝ズバッ」には森・元総理の登場だ。
みのもんた「両院議員総会は開かれるんですか?」
森「手続きが整えば、何らかの形で開くことになる。求める内容も、都議選の総括とか、マニフェストを練るとか、選挙だけじゃない」
与良「署名した全員が、麻生さん辞めろというわけではない?」
森「そうでしょう。(与謝野大臣が)町村さんに電話で『署名するが、理由はこうこうです』といってきたと。都議選の結果がショックだったんでしょう」
みの「石破さんは?」
森「あの人は変わった人だからわかんない(笑い)。党を7つも変わってる人」
高木美也子「中川さんは、麻生さんを降ろしたあとどうするのかが見えない」
森「電話でしか話していないが、どなたがということは言わない」
与良「思い詰めているようだが、自分がということはないのか?」
森「あまり言わない方がいいが、それに近いことをちょっと言っていた。が、時代が違う、約束と違う」「話は古くなるが、安倍内閣のときに『絶対に入閣しない』と。以後も大臣にならないと」
嶌信彦「じゃあだれかが見えない」
森「普通は見えてくるもんだが、今回は。がっかりしてるのは、直近で総裁選に出た人たち、石原、小池……谷垣さんまでが黙っていること。手をあげればいい。みんな国をどうするという考えがあったんだから。そうすると分かりやすい」
与良「党則を変えて総裁選前倒しになる可能性は?」
森「否定はしません。みんなの総意だもの。(わたしは)いまは麻生さんを支持している」
与良「だれが麻生さんを支えてるんでしょう」
森「麻生さんとゆっくり話して、ここじゃいえないが(笑い)……麻生さんは派閥のようなグループをもってない。河本さんの流れだから、みな考えが違う。だからこうなっても、根回ししたり走り回ったりする人が少ない」
みの「渡辺喜美さんのように飛び出そうという人はいない?」
森「あまりあおらないで……」(笑い)
嶌「かつて党が割れたときでも、エネルギーがあると国民はみた」
森「いま小選挙区だから、民主党へといったって、民主党はいるからダメ。もともと民主党の若い人たちには、自民で公認もらえずにいった人がいる」
高木「そもそも麻生さんは、選挙の顔として選ばれたんでしょう」
森「選挙は自分が闘うもの。小選挙区になって党と党のたたかいになったから、顔も必要になった」「前の選挙で沢山当選したなかには、風が吹かないと凧があがらない人がいる。麻生さんでは風が吹かないと」
(朝ズバ2へ続く)