<テレビウォッチ>解散・総選挙のスケジュールが決まり、あとは一目散に突っ走るしかない自民党。なのに選挙目前に選対委員長が辞意を表明するなど麻生おろしのラッパも鳴りやまない。
番組が崩壊寸前の自民党を追った。
昨日(7月14日)午前開かれた自民党総務会。加藤紘一議員から「都議選大敗の責任はだれが取るのか?」との問いが…・・・
幹事長の責任という意見が出たらしいが、突然「選挙の責任は私に、私が辞めます」と、選対委員長の古賀誠が辞意を表明。選りによってこの時期に選挙の最高責任者が不在という事態に?
さらに総務会では、麻生首相の面前で中川秀直・元幹事長が「解散のあり方に異論があります」と次のような麻生おろしを……
「今、このような解散のあり方を望んでいるのは民主党ではありませんか。民主党が喜ぶような、利するような解散をするのは、私は少し違うと思う……自民党の人心一新が必要だと思います」
さらに武部勤・元幹事長も呼応して「誰を首相にするか、選択肢をしっかり選挙前に示すことが国民に対し誠実なあり方と思う」と。
この調子では、午後に予定されている衆院本会議、野党から出された内閣不信任案の採決では自民党から造反議員が続々か??
で、いよいよ本番の採決。否決を示す「青票」が次つぎだされ、「アッ、アッ、言っていることとやっていることが違う」のヤジが議場内にこだました。
結局、自民党から造反議員は1人も出ることなく、内閣不信任案はあっさり否決
キャスターの小倉が「あれだけ(口先で)造反した人がいるのに、麻生さんはダメだよという人が誰ひとりでなかった。ニヤニヤ笑いながら投票を……」と、呆れ顔。
これにゲスト出演したジャーナリストの上杉隆が「造反というか、棄権もなかった。昨日取材して聞いたのですが、『昔なら1人や2人の造反者はいただろうに、力がなくなった』と……」。