<テレビウォッチ>キリンとサントリーが持ち株会社で統合するという大ニュースは、都議選にかかりきりの各紙の鼻を明かす日経の見事な特ダネ。
しかし、みのもんたは「両方とも大手じゃないですか。それが統合してなにがメリット?」。さらには、「トップはどっちに?」「株はどうなるんだろう」「わからない、わからない」
キリンホールディングスと2位のサントリーホールディングスが統合すると、売上高でも世界有数の飲料メーカーグループになる。記事によると、両社とも昨2008年12月決算で最高益をだしているが、少子高齢化が進み、消費の伸びが見込めないため、成長戦略の軸足を海外にうつす。そのために国内の収益基盤を強化するのだという。
「なんで?」というみのの問いに、末吉竹二郎は、「画期的な経営統合。国内でいくらお山の大将でも、世界では小さい。また、海外からせめてきたら生き残れないかもしれない」「いま世界でのしている日本企業は、トヨタやデンキでしょう。他の企業も生き残りにはこうなるという、戦略です」
しかし、みのの関心は別のところにあった。「争いは起こらないんですか? よく銀行なんかは、こっちが頭取ならあっちが会長とか……」
末吉は、「アメリカやヨーロッパでは強い方が勝つ。規模の大きさや歴史の長さに関係なく、人物の強い方が勝つ」
みのは、「キリンは上場会社で、サントリーは非上場ですが、株はどうなる?」
末吉「持ち株会社の下に各社がぶら下がって、なかに上場も非上場もあると」
みのはなおも、「キリンはキリンの株、サントリーはサントリーの? よくわかんない」。そのうちに、「ボクは角瓶で育った世代だから、オールドが出たときはびっくりしてねぇ、『響き』は(笑い)……」などとわけがわからない。
さらに脱線して「コマーシャルなんか、どうなるんですかね」「各社のビールを並べておいて、枝豆食べてから飲むと、どれがどれだかわからない」(笑い)