<テレビウォッチ>「古い上着よさようなら」とみのもんたがいった。
きのう(7月12日)の東京都議選は自民の惨敗と出た。ともに58人を立てた自民、民主は、38対54、公明は23人全員当選をはたしたが、自民・公明の「与党」が70から61に過半数割れ。民主が第1党になった。
とくに、7つある1人区が象徴的。自民:民主が5対2だったのが、自民は島部の1だけで1対6になった。出口調査でも、民主に投票した人のうち、自民支持者が22%、無党派39%もあった。対して自民に投票した73%が自民支持だった。
「自民支持層が自民党に愛想をつかした」と杉尾秀哉。さらに、都議選の選挙区はほとんどが中選挙区。「その中選挙区でもトップは軒並み民主に奪われているから、小選挙区の衆院選では、もっとひどいことになる」と。
さあ、この結果をどう見るか。スタジオに6党の国会議員がそろって解析した。
長妻昭(民主)「有権者の方から『変えてくれ』といってくる。これまでと全く違った」
高木陽介(公明)「国政選挙の前哨戦になって、新銀行東京とか築地移転問題などが飛んじゃった」
平沢勝栄(自民)は「『こんどだけはかんべんしてくれ』といわれた。初めてです。自民に対するNO。いちど民主にやらせてみよう。だめなら戻せばいいと」と、話は都議選を超えてる。
小池晃(共産)「怒りがこの結果を生んだ。政権選択のなかでわれわれには向かい風だった」(共産はマイナス5)
福島みずほ(社民)「お年寄りが『何とかしてください』『お金ないんです』と涙をためてた。こんなの初めて」(社民は今回もゼロ)
亀井久興(国民新)「衆院選そのものの投票行動だった」
岸井成格「平沢さんのいったことがすべて。これで国政選挙の結果も見える」
みのが、「まさにチェンジ! でも、都議会の選挙なのに、有権者は国政をいってる」
平沢が、「政権に居続けようとして泥沼になる。東国原さんのことでも、そうだ」
そこでみのが、おとといやった東国原・宮崎県知事との対談を流した。
みの「まだ古賀さんから返事はない?」
東「『前向きに』とか『検討する』というのは、やらないということ」(笑い)
みの「まだ色よい返事はきてないんだ」
東「……」(地方分権の条件について)「これが霞ヶ関の抵抗なのかなと」
みの「じゃあ、宮崎に帰る?」(笑い)
これをみて平沢が、「東国原さんが悪いんじゃない。自民党なんです」
末吉竹二郎が、「知事の発言がオープンになること自体、政治が劣化している。日常生活とかけ離れた会話だ」ときつい一発。
最後にみのが、「オリンピックが決まったら、各党どうします?」と聞いた。
各党ともどうやら反対はしないが、金の使い道は厳しくみる、といった反応だった。みのが、「なぜこんなことを聞いたかというと、わたしは招致大使をやってますので……」(笑い)