<テレビウォッチ>東京都議選を2日後(7月12日)に控えて『東国原熱』がようやく冷め、永田町の暗闘が熱を帯びはじめた。自民党では総裁選前倒しに熱心な議員が13日の両院議員総会開催に期待を寄せ、野党側はやはり13日、衆院に麻生内閣不信任決議案、参院に問責決議案の提出を考えているようだ。
三反園訓(テレ朝コメンテーター)に言わせると「来週、(麻生首相が)引きずりおろされるか、破れかぶれ解散に出るか、緊迫する」。ポイントは「13日にも開かれる予定の各派閥の事務総長会議。そこで麻生さんをどうするか、流れが見えてくる」(三反園)。
総裁選が前倒しで行われ、新総裁が選ばれても総理が辞めなければ、いわゆる『総総分離』が現実となることもあるのか。
大谷昭宏は、選挙になって、新宿で私が総理大臣ですと言い、渋谷では私が自民党総裁ですと訴える、そんなバカなことがあるかと笑い、「総裁選は国民には関係ない。小手先で苦境を乗り越えようとすることで、国民は混乱するばかりだ」と批判する。
「そこまでして引きずりおろされたら麻生さんといえども辞めるだろう」と三反園。
木場弘子は「選挙を前にして小手先でカオだけ変えるとか何かやってもそこを見る人はあまりいない。これまで何をやってきたか、実績で信を問うべきだ」と述べる。
赤江珠緒が「今の苦しい状況で名乗りを上げる人はいますか」と尋ねると、三反園は「取材した範囲でいうと、1番なりたいのは舛添さんでしょう。あとは小池百合子さん、石原伸晃さん、石破茂さん。一瞬でもなりたい人はいますよ」とした。
都民はどんな判断を下すのか。そして、国政はどう動くのだろうか。