<テレビウォッチ>ラッシュ時の千葉・野田市の東武線梅郷駅前は、喧騒を極めたのではないだろうか。自称、中国出身の女(45)がハローワーク野田に勤務する女性(40)にガソリンをかけライターで火を着けたのだ。
女性は頭と胸にヤケドを負い重傷。殺人未遂容疑で現場で逮捕された女は「ハローワークで仕事をあっせんしてもらえず自暴自棄になった。職員を驚かそうと思った」と供述しているという。
番組によると、容疑者は1993年に日本人男性と結婚、97年には日本国籍を取得したが、その後、離婚、千葉・柏市(野田市の隣)に住んでいた。2008年夏、ハローワークプラザ柏を訪れた容疑者の相手をしたのが被害者だった。やがて被害者はハローワーク野田に異動。仕事の見つからない容疑者は野田へ通ってまで、何度か相談を持ちかけていたらしい。しかし、仕事はない。その挙げ句の犯行である。「逆恨み」(赤江珠緒)といしか言いようがない。『つきまとい』とした新聞もあるそうだ。
鳥越俊太郎は「中国から日本に来て離婚して仕事がないというので追い詰められて行ったことが背景にあるかもしれないけど、だからといって許されない」とコメント。
やくみつるは「大阪のパチンコ店の事件もそうだけど、仕事がなくてムシャクシャしてというケースが続くようだと、ハローワークで前線に立っていらっしゃる方が不当な羨望の対象になったりして、以前より危機感を増さなければいけないような状況になっていたりはしないだろうかと、そういうことを考える」と危ぶむ。
鳥越は「大阪の事件とは違う。無差別じゃなく、特定の人物を狙った」と話していたが、動機、手段の点で影響を受けた可能性は無視できないような気がする。