<テレビウォッチ>大阪・此花区のパチンコ店でおととい(7月5日)起きた放火殺人の容疑者が、きのう山口・岩国警察署に出頭し、逮捕された。「だれでもいいと思った。通り魔みたいに人を殺したかった」といっているという。
男は事件現場近くに住む職業不詳、高見素直容疑者(41)で、事件直後岡山へ行き、ビジネスホテルに1泊したあと、山口へいったという。身柄は昨夜遅く、此花署へ移されたが、取り調べに「仕事も金もなく、人生に嫌気がさした」といっていると。
みのもんたが、「だれでもよかった、って、ふざけるなよ」
三屋裕子も、「防ぎようがないですよね」
高見は、岩国署に出頭した際、「大阪のパチンコ店のことですが……」といったそうだ。この事件では、客3人とアルバイト店員の女性1人が死亡し、19人が重軽傷を負った。その報道はテレビで見ていたというが、なぜ出頭したのか、なぜ岩国なのかはわかっていない。
これまでにわかった状況は、5日ホームセンターでポリ容器、マッチなどを買い、近くのガソリンスタンドでガソリンを買って自転車でパチンコ店に行った。
自転車を止めたところから、隣のビルを迂回して反対側の入り口にいったが、途中で、バケツにガソリンを移していた。店に入ってすぐバケツをぶちまけ、火をつけて反対側の入り口から逃げたという。
400メートル離れたマンションの7階に1人で住んでいた。人付き合いはほとんどなかったらしい。「消費者金融に借金があった」というが、出頭したときは現金6万円とキャッシュカードを持っていた。
みのは、「スタンドでガソリンだけ売ってくれますか?」といった。
たしかに灯油ならあるが、ガソリンというのは、たとえ買えたとしても目立つはずだ。此花署の前には、レポートの井上貴博がいたが、みのの「なぜ岩国?」「職業は?」など、警察の発表以外の問いには答えられなかった。
パチンコ店の防犯カメラには、男がバケツを持って入って来たところから、ガソリンをぶちまけ火が上がる様子が映っていたという。しかし、なぜか警察は、これを公開しなかった。
先頃の大阪駅での通り魔のときは、映像の公開が犯人の特定につながったというのに、また元のバカ警察に戻ってしまったのか。もし、出頭してこなかったら、長い長い捜査になっていたに違いない。