<テレビウォッチ>昨日(7月5日)早朝の東京・新宿区の国立競技場。石原裕次郎の23回忌法要が営まれた。
前回の13回忌は裕次郎の菩提寺である総持寺で行ったが、20万人のファンが集まり大混乱した。
そこで主催者の石原プロが、一般向けの法要は今回が最後ということで、型破りの形でファンに偲んでもらおうと企画したという。
その型破りの決め手は、競技場内に菩提寺の本堂を再現。ご本尊 や仏具まで搬入する念の入れよう。入場料は無料で、20億円の費用かけたとか。
午前7時過ぎ、大型バスで乗り付けた僧侶の数120人が通用口から中へ。
一般客の入場口には「天国からラストメッセージ『ありがとう』石原裕次郎23回忌法要」の看板の前には、人、ひと、ひとの列。
「昨日九州の大牟田から来ました。お墓参りもしてもう大満足」という元気な中高年女性。大半が裕次郎とともに青春時代を過ごした中高年世代。その数は徹夜組600人を含め12万人とか。
読経とともに始まった45分間の法要セレモニーには、100人のコーラス部隊によって裕次郎の歌も……
セレモニーが終わって献花が行われたが、場内に入れず外で待っていたファン約6000人が「献花をしないと帰れない」と待つこと5時間以上。閉門の22時まで献花が続いたという。
キャスターの小倉が「忠さん、こうやって振り返ると確かにすごいね~。今はこういう銀幕スターは出ないでしょうね」。
これに前田忠明(芸能ジャーナリスト)が「没後22年、一般の家庭でも23回忌までやるところは少ないと思うんですがね。もう充分だろうと……」とコメント。
それにしても、元気のいいお年寄りたち。青春時代を懐かしむのか、青春時代を取り戻そうというのか、徹夜組がいるとは恐れ入る。石原プロも法要セレモニーをやめられなかったわけか……