<テレビウォッチ>きのう(7月5日)行われた静岡県知事選で、民主・社民・国民新推薦の川勝平太・前静岡文化芸術大学学長(60)が、自民・公明推薦の坂本由紀子・前参院議員(60)を僅差で破った。主要地方選で名古屋、さいたま、千葉の市長選に続く自民の4連敗だ。
得票は川勝72万票台、坂本71万票台で、差はわずか1万5052票。それ自体は僅差だが、民主党が候補者一本化に失敗していて、3位で33万票をとった海野徹・元参院議員も民主系だから、自民vs民主でいえば、自民は惨敗だ。
驚くのは投票率。61.06%で、前回を16.57ポイントも上回った。増えた分のかなりが無党派層とみられるが、出口調査では、無党派層の支持は、川勝 39、坂本33、海野24(%)で、ここでも民主の圧勝がわかる。
みのもんたが、「無党派層というのがよくわからない」
杉尾秀哉が、「いま無党派は半分くらいいってるんじゃないか」
末吉竹二郎は、「普段は政治に感心がないが、ここぞというとき投票する。決定権を持ち始めている」という。
横江公美は、「無党派は空気がわかる集団」
与良正男はこの結果を、「民主の風と、有権者のチェンジ志向を確認した。民主は候補者選びでもたついたのに、それでも勝った。こんなこと聞いたことがない」という。
みのが、「ご高齢の方が、『変えてみたい』といっていた」
与良「地方の方が、変えたいという声は強い」
杉尾「もともと自民を支持していた人たちがね」
みの「アメリカではオバマさんがチェンジと言いましたし……」
与良「底堅くなってきている」
みの「そんな中、(首相は)イタリアへご出発になります」
与良は、「きょうから来週初めにかけてがヤマ。いつ、だれが解散するか」といつもの日程表を示して解説。
解散が、7月12日の都議選後なら、投票は8月2日、8日、9日(9日が長崎原爆の日なので、8日土曜は奇策になる)
7月28日の会期末解散なら、8月30日、9月6日
それ以後ではもう、解散はできない(任期満了)
「首相は1番目を考えている。自分で解散できるのは、ここしかない。党内はいま解散したら勝てないから、と先延ばしの空気」だと。
みのが、「細田幹事長が、(解散の時期について)わかんねぇといってる」(笑い)
与良は「ボクらもわからない。麻生さんもわからないかもしれない」
末吉は、「政治がだれのためのものかだ」
そうだ、一票はわれわれの手にある。