「麻生下ろし」より「鳥越下ろし」? 自民迷走とコメントの質

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   <テレビウォッチ>「これがニュースだ!!」のコーナーで、佐々木亮太アナが「一気に騒がしくなってきた」と切り出す。確かに自民党内の動きは慌しい。ことに麻生首相と距離を置く議員たちはじっとしていられないようだ。

決断力のなさに

   昨夜(6月29日)は、小泉元首相一派が集まり、塩崎元官房長官らも会合をもった。佐々木によれば、この中で中川、武部2人の元幹事長はそれぞれ、「今の状況では選挙は勝てない。まさに討ち死にだ」「新しい総裁の下で選挙を戦うべき」と述べ、塩崎も「総裁選を前倒しで行うべき」と語ったという。安倍→福田→麻生と、そのときの人気者をまつりあげては叩き下ろしてきた経緯を、彼らはどう考えているのか、という気がしないでもない。

   鳥越俊太郎は「ひとえに、言い過ぎかもしれないけど」と前置きしてこう言う。「麻生さんは、『私が決断する』と言いたいために、最後まで言い続けるのではと思えるほど、ずっと同じことしか言わない。このまま何もしないまま野垂れ死みたいに、押されて押されて追い込まれて任期切れが来て、解散、負ける」「で、小泉さんが『野党になってもいい』と言った。あれは白旗を掲げたと同じ。そういうふうになって行くのを見て、みんなが焦ってきて何かしないといけないという話になっている」。

   どこが『ひとえに』で『言い過ぎ』なのか判然としない。ようやく最後に「ひとえに麻生さんの決断力のなさにかかっている」とした。番組の筆頭コメンテーターも、もう少し決断力を発揮して的確なしゃべりをしなければ、『鳥越下ろし』の声が上がらないとも限らない。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト