<テレビウォッチ> まちおこし真っ最中の北海道夕張市が久しぶりに話題になった。それもフランス・カンヌで……
まちおこしの夕張キャラクター『負債を抱えた夕張夫妻』が、世界で最も権威あるという広告コンクール『カンヌ国際広告祭』でグランプリを獲得したのだ。
立案・制作したのは広告会社『ビーコンコミュニケーションズ』(東京)。
夕張父さん(倒産)と夕張まっ母さん(真っ赤)の洋服はつぎはぎだらけだが、「カネはなくても夫婦円満」というキャラ。
それに合わせて『愛の始発駅』という歌もある。
でも、みんな出て行った~
残ったものはあ~メロンと負債
フサイ フサイ
審査員は「夕張のプロモーションは見事に達成され、街全体を活性化したといえるのではないか」と、かなり好意的な見方をしてくれた。
そこで番組は夕張の今を……
昼間でも人気のないガランとした大通り。このキャラは、街の中ではほとんど見当たらない。
で、中年の主婦にインタビューしたところ「あんまり関心ないの」との答えが返ってきた。
この自虐的キャラに小倉キャスターは「久しぶりに笑ってしまいましたよ」と感想を一言。
「やっぱりインパクトが強いですかね~」という笠井アナに、タレントの眞鍋かをりが「キャラクターはインパクトが強いほうがいいですよ」と。
ノンフィクション作家の岩上安身も「『カネがなくても夫婦円満』、その愛をもっと強調した方がいい。縁結びのお守りつくるなど……」。
でも、その夫婦がどんどん出てしまうのでは……