<テレビウォッチ>きのう(6月17日)行われた党首討論の評価は各局ニュースワイドの必須アイテム。「スパモニ」は、平沢勝栄(自民)、細野豪志(民主)両衆院議員をスタジオに招いた。結論からいえば細野圧勝。最近の両党の勢いそのまま、攻めまくる民主に守り一辺倒の自民という感じだった。
『ムダ』について細野が、財務省から出させた資料を計算し直して削減でき得る額をはじき出したと述べたのに対し、平沢は「いま精査している」と繰り返すのみ。自民側の立ち遅れを印象づけた。
進行役の小木逸平が、「きのう傑作だったのは」と『アニメの殿堂』に関する論争を持ち出し、「安倍内閣のときにスタートしたと(麻生首相が)言うなら、何で緊急の補正予算でやるのか、と(鳩山代表が)切り返したのは見事」と指摘。すると、鳥越俊太郎も「ディベートはアドリブ(が見どころ)だけど、面白かった」と、鳩山代表の機転に軍配を挙げる。平沢も「麻生さんも、具体的にこういうムダがあるから、これは私のリーダーシップでなくしますと言ってほしかった」と、不満をもらす始末。
最後に、三反園訓(テレ朝コメンテーター)が「麻生さんも原稿を見ないで討論をやった方がいい」とアドバイスすると、すっかり元気をなくした平沢は「おっしゃるとおり」とうなずくばかり。それでも、「私たちが責任をもって選んだ麻生さんで総選挙を頑張るしかない」と語る平沢が、気の毒に見えた。
文
アレマ