<テレビウォッチ>はやくも都心に雷まじりの「ゲリラ豪雨」が襲った。番組の気象予報士、天達武史が気象庁のレーダーをもとに、ゲリラの動きを追った。
まだ小雨模様の東京・新宿を車で出発。活発な雨雲のある東京・調布へ到着したのが19時30分、すでに「豪雨に見舞われています」。
都心に戻った20時30分のJR池袋駅前。天達が「道路が一瞬にして川のようになっています」と。
この「ゲリラ豪雨」、東京では短時間だったために被害はなかったが、遠く離れた沖縄は土砂崩れなどの被害が相次いだ。
キャスターの小倉が「沖縄は梅雨に入ってからそんなに雨は降っていないのに、何もこんな形で帳尻を合わせることないのに……」というが、なぜ東京周辺と沖縄で「ゲリラ豪雨」が??
天達によると、今回の沖縄の場合、琉球諸島にかぶさる形で梅雨前線がおおった。一方、東京周辺は梅雨前線は南海上にあり、天気図を見ると「晴れ」を思わせる状況だったが……
実は、今年は5000メートル上空に強い寒気が流れ込み、地上の気温(23度)と上空(マイナス15度)の気温差が38度もあり、雷雨が起こりやすい状態だったという。
「ゲリラ豪雨」でも沖縄と東京周辺では、性質がちょっと違うというわけだが、あす以降の東京は梅雨前線が北上し、梅雨らしい雨になるとか。
最後に小倉がボヤキを……
「ボクは練馬に住んでいるが、練馬は東京で一番気温が高い。(練馬が)ゲリラ豪雨の代名詞みたいに言われたりして……
環八との関係じゃないかとか、東京湾岸沿いの高層ビルの影響とか言われているが、フジテレビの高層ビルのおかげでウチは暑いのかもと、変な恨みを持ったりして……」