<テレビウォッチ>読売が「自民党をたたき直す」という記事。総務相を辞任した鳩山邦夫・前大臣がきのう(6月16日)広島でこう演説したという話。意気軒昂だったらしい。与良正男が「一瞬、自民党をたたき壊すのかと思った」と笑ったが、そこまでの元気はなさそうだ。
一方朝日には、「鳩山邦家、自民振り回す」とある。邦夫前総務相の長男太郎(35)が、都議選で文京区で立候補を探っているというのだ。党はすでに元区議を公認しているため、支持層を割ってしまう可能性がある。
鳩山家はもともと祖父一郎が文京区音羽にかまえた「音羽御殿」が「原籍」。邦夫は現在福岡6区に国替えしたが、文京区を地盤に衆院に当選してきた。長男はそれを受け継ぐ形になる。
すでに2003年に再選挙で1期をつとめているが、05年には自民公認候補と共倒れになって、民主、共産に議席を奪われた。民主の現職は邦夫の元秘書で、長男が立候補すれば「結果に影響する」というから話はややこしい。
記事には、前大臣がどうこうという話は一切ないのだが、長男が都議より上を目指すというので、「勘弁してよ」という党関係者の声が載っている。
みのもんたが、「鳩山邦夫さんも自分のせがれとなると、どういう審美眼を持ってるか、きびしい目で見られるか」
与良が「1回都議をやってるんですね。あと落選していま秘書をやってる」
みのは「せがれの話は大きくなるかもしれないし、(日本郵政の)西川さんもくすぶってるし、麻生さんもがつんと言ってやらないといけないのでは?」
与良は「なんかもやもやしてる。世論調査でもきびしい結果ですからね」
鳩山家も4代目ともなれば、神通力も衰えるか。文京区民がいちばん分かっているだろう。