「ぜいたく品に税金15%」 オードリー春日の「金持ち敵視」

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   ブレイク中のお笑いコンビ、オードリーがスタジオにやってきた。ピンクのセーターの春日俊彰は、あめ玉を水に溶かしたジュースを飲むなど、にわかには信じがたいケチぶりで知られる。そんな彼らのマニフェストは「ぜいたくをしている人からたくさん税金をとります」というものだ。

   マニフェストを解説する段では、オードリーは意外にも!?ソツなくこなしていた。番組にきたゲストのなかには、自分のマニフェストをしっかり把握してないのか、途中でしどろもどろになってしまう者もある。筆者的には、なんとなくそんな進行を予想していたのだった。

「宝石100億」社長「人は努力しなくなる」

   さて、欧州などの国には、消費税は食料品には非課税にするなど、二重税率の場合があるが、オードリー案の発想は、かつてぜいたく税と呼ばれた物品税に近いようだ。ただ、「物品」ごとではなく、さらに細かく分類して、「ぜいたく品」には15%の税金をかけるという。

   それによれば、水道水は非課税、ミネラルウォーターには課税。アパートは非課税で、マンションはぜいたく。オートロックからぜいたく税」と若林正恭。ヨットはぜいたく品だが、ゴルフは非課税。「最近僕打ちっ放しに行くので……」と若林。

   自民党議員の大村秀章、竹本直一ら中心の反対派のなかで、見た目にも言い分にも異彩を放ったのは吉川幸枝だった。この番組では金持ち代表として度々出演、飲食店などを経営する(株)よし川社長である。

   全身に身につけた総額100億円と喧伝される宝石類の輝き――あまりにわかりやすい成金趣味に、木下優樹菜は「ファッションセンスの欠片もない。無駄だと思う」と率直に批判。「めちゃくちゃデコ(レーション)ってるけど、格差が広がったら若者の標的になる」とお笑い芸人の慶。太田光総理(爆笑問題)は「昆虫みたい」。

   吉川は「(宝石類は)人生の金メダル、表彰状」「(取りたければ)取ってけばいいじゃない」と金持ちケンカせずとばかり、鷹揚だった。「金持ちからばかり税金を取ったら、人は努力しなくなる」「格差があって人は育つ。未来の夢を取らないでほしい」との持論は健在。

   だが、「(収入が)2000万円超えて、何億と稼げるのは、運がいいか、悪いことをやったか」と獨協大学教授の森永卓郎が断定すると、ムッとした表情で、「(高収入を)得たことのない人の言葉は許せないよね、ホントに」。

   これに森永が「ワタシ、2000万以上稼いでますよ」と言い返して、少々険悪な雰囲気。マニフェストから離れた金持ち同士のケンカでスタジオは沸いた。なお、森永は「私は運が良かった」そうである。

ボンド柳生

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