<テレビウォッチ>タレントの加藤紀子が2009年6月11日のブログで、東京・渋谷で開催されている「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を体験した感想をつづっている。
このイベントは、完全に光を遮断した空間の中に、「暗闇のエキスパート」であるアテンド(視覚障害者)のサポートのもとでさまざまなシーンを体験するというもの。加藤は「同じタイミングで予約した人達と8人程のグループ」となり、「杖を握り」進んでいった。「目を開けていても自分の手や白の服を着た人の形も消えちゃうぐらい」の暗闇は、名前を呼び合っても、同じグループの人がどこにいるのかが分からないほどだという。
「ここは庭です」と言われると、「記憶にある庭っぽいものがイメージとして浮かんでくる」。「このテーブルは何色?」との問いには、グループの人それぞれが同じテーブルを触っていても「全然違うイメージ」を描く。「視界の遮られた空間」でのこのような体験に、「五感と人の性格を短い時間で身に感じることができた」と加藤。色々と考えるところがあったようで、「どなたに言えばいいのか分からないけど……なんか……ありがとう」と感謝の言葉で締めくくっていた。