<テレビウォッチ>番組の定番「週刊 永田町トリビア」、今回は「女性議員」を取り上げた。先ずはその数。衆議院、参議院とも44人で、前者は9.4%、後者は18.2%だそうだ。衆院の割合は世界で101位。先進国ではイギリス、ドイツ、フランスなどが上位に入っている。ちなみにフランス・サルコジ内閣では閣僚15人中、7人が女性とのこと。麻生内閣は2人だけ。
では、増やすには――三反園訓(テレ朝コメンテーター)が小池百合子・元防衛大臣に聞いたところ、(1)女性議員を増やす規則を! (2)候補者になるアピールを! (3)男性の10倍働く! と答えたという。(1)は党内で割合を決めてしまう。(2)については、自分は優秀で役に立つ人材であると主張して力で候補者になれということ、と三反園が説明。(3)は、それくらいでないと、認めてくれないという、小池の考え。
ともあれ、選挙で勝たなければ始まらない。で、番組は次に自民、民主両党の選挙必勝マニュアル(女性編)を紹介する。自民の方は2年前の統一地方選時のもので「厚化粧しない。お母さんというイメージをだいじに。装飾品をあまり付けない」。ここで、鳥越俊太郎から「小池さんと全然、違うじゃない」と、いささか的外れな声。三反園が「違って当たり前」と返していた。
一方、民主は次期衆院選向け。「泣くときはトイレで。どならない。ブランド品は禁止」。鳥越は「自民党と一緒じゃないか」。落合恵子は「あまりにもステレオタイプな女性のイメージの上に立ってつくっている」と、両方のマニュアルにクレームをつける。三反園が「いつも持っている装飾品、ブランド品を選挙のときだけ隠して出なさい、という趣旨であれば違う。いつも何をやっているか、そのまま出して、その人を選ぶのが選挙」とまとめていた。
来るべき総選挙、女性たちはどんな戦いを見せるのだろうか。