サッカー人気のかげり 「草食系男増殖」との関係

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   <テレビウォッチ>サッカーW杯出場1番乗りを決めた『岡田ジャパン』が6月7日帰国した。ただ、「視聴率を見ると、サッカー人気がちょっと心配なんです」と、リポーターの大村正樹が取り上げた。

   日本が出場を決めたW杯アジア地区最終予選の視聴率。1997年フランス大会でのイラン戦が47.9%、2005年のドイツ大会での北朝鮮戦は43.4%だった。

   今回はまだ数字が出ていないが、前試合のバーレーン戦はゴールデンタイムにもかかわらず19.4%。

   キャスターの小倉も「盛り上がりがこれまでとちょっと違う感じがする」と。

   これに呼応して中野美奈子アナが「今回は相手が比較的弱いチームで、多分勝つだろうと、結果だけ見るという人がいたような、いないような……」と自信のないコメントに……

   小倉が「安心して見れるゲームなんてそんなにあるわけがないんでウズベキスタンも必死だよ、3位に入らないとプレーオフ、死に物狂いだったよね~」。

   では街は? というわけで、4年前の北朝鮮戦の時は、店内青のユニホームで埋め尽くされたスポーツカフェ「ディスコパンツ」(東京・千駄ヶ谷)。今回は、客もまばら、ユニホーム姿ゼロ。

   小倉が「あのネ~、日本では熱し易く、冷め易いところがあって、報道に左右されるのよ~。報道が率先して加熱してやんないと乗ってくれないのよ~」。

   名古屋外国語大大学院教授の高瀬淳一は「動物学者の先生が『サッカーは獲物を追うハンターの魅力がある』と。今の言葉でいえば、肉食系のスポーツ、1つの獲物を皆で追いかける。草食系の男が増えている中で、肉食系が増えないと盛り上がらないかな~と」と蘊蓄を。

   確かに! 番組の別のコーナーで2羽のハトに追われている草食系の麻生首相が都議選の応援で7日、東京・武蔵野市で応援演説を。

   右手にマイクを持ち、左手を挙げながら麻生首相がまたやった。

   「日本とカザフスタンのサッカーの試合を見た人! 一致団結してやるのを見ながら僕は同じようなものを感じ、大変心強く思いました」

   対戦相手を忘れるには早すぎるし、見ていたとしたら何を見ていたのか。やはり人気に陰りが?!

文   モンブラン
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