足利事件の真犯人 「見つかる可能性ある」

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   <テレビウォッチ> 足利市で1990年に起きた「足利事件」では、当時4歳の女児を殺害したとされ、無期懲役刑に服していた男性が釈放された。会見の模様をわりと長く伝えた後で、スタジオでは「今後、(どうなるか)ですよね」と、司会の加藤浩次。

今後、ですよね

   「今後」は再審が認められ、無罪になる可能性が高い。賠償の問題も、弁護士の八代英輝が待ってましたとばかりに解説してみせる。

   それとは対照的に、真犯人の行方は不明だ。足利市をはじめとする群馬と栃木の県境付近では、類似の事件がほかに4件発生。しかし、足利事件を含めて4件がすでに時効となり、警察が今後捜査をすることはない。唯一、96年、4歳の女児がパチンコ店から姿を消し、殺害された太田市の事件だけが残っている。

   「太田市の事件の犯人が見つかり、ほかの事件と同一犯ならば、(足利事件の)犯人が見つかる可能性はある」と阿部祐二リポーター。

   「許せない」過ちを犯した警察と検察、裁判所、DNA鑑定は、真犯人を逮捕し、正しく裁くことで、わずかでも罪を償ってほしい。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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