<テレビウォッチ>シーズン開始に胃潰瘍で出鼻をくじかれたシアトル・マリナーズのイチローが絶好調だ。25試合連続安打を達成し、自己の持つ記録と並んだ。
「今日ヒットを打てばまた新たな伝説が生まれる。なぜここまで絶好調なのか、その理由は?」と取り上げた。
証言するのはイチローを追い続けているサンスポ現地通信員の丹羽正信。「実は、去年と今年では、イチローに大きな違いがある」と前置きして、次のような話を……
「去年のイチローは、他の選手にとって近づき難い雰囲気があった。それが今年は大きく変わった」
『クラブハウスに長くいないことが200本安打につながる』と語っていたほど、あまりチームメイトに溶け込まず、カラに閉じこもった状態だったようだ。
さらに、「協調性がない」「トレードに出すべきだ」など、地元メディアによるイチローバッシングの響いたようだ。
ところが、そこへ助け舟として登場したのがケン・グリフィーJr.選手(39)。メジャー通算611本の本塁打記録を持つベテランで今年、古巣のマリナーズに返ってきた。
ケンとの交友がきっかけで、イチローはチームメイトに溶け込むようになったという。
例えばこんなふうだ。ケンがある日、「イチボール」と書かれたTシャツを着てきて、イチローにお前も着ろと同じTシャツを。
このイチボールのTシャツを着た2人を見て他の選手も大いに盛り上がったとか。
「イチボール」は英語で「Itchy Ball」、その意味は? 言いにくそうにしている石本沙織アナに代わって、デープ・スペクターが口を開いたが「ちょっと説明しにくいですね……」。
Itchyは「かゆい」、Ballは「タマ」のことらしいのだが、小倉が「『いんきん』か、何かなの?」。
この「Itchy」があだ名になって、他の選手から「イチ」と呼ばれるのを聞いてファンがクスッと笑うという。
最後に小倉が「あんまりストイックになってストレスためるのを止めようと思ったのかもしれないね~」と。