うまくいくかは「五分五分」と編集委員 北朝鮮の後継者問題

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   <テレビウォッチ>北朝鮮の後継問題で、確度の高い情報が流れた。3男の正雲(ジョンウン)(26)であるという情報があると韓国の国家情報院が認め、東亜日報も、「通達が、海外の公館に送られた」と伝えた。

資料がない

   金正日総書記には3人の息子がいるが、長男正男、次男正哲を飛び越えての指名は何を意味するのか。これがさっぱり分からない。

   みのもんたは、「兄貴2人は面白くないでしょうね。普通の感覚でいえば」などと、まあみのらしい。「何が変わるんでしょう?」

   伊豆見元・静岡県立大教授は、「総書記の年齢も70近いし、今の体制を続けるには、今のうちに後継を決める必要がある」

   この問題にくわしい毎日新聞編集委員の鈴木琢磨は、「すでに補佐役も決まって、アピールしている。むしろ後継問題は、対米・対日交渉は金正日の時代では終わらないということを国民にアピールする政治的メッセージ」という。

   みのが「正雲さんの資料がない」。唯一の写真を指して「小学生じゃないの?」

   鈴木は、「資料はゼロといっていい。でも、金正日さんが出てきたときも、誰も知らなかった。写真1枚なかった」

   与良正男も「出てきてもしばらくは、声もなかった」

   とにかく、母親が在日の帰国者(故人)で、次男とは同腹だが、スイスのベルンの学校とローザンヌ大学を出たという以外、何もわからない。早い時間には、みのが「年齢もわからないの?」と素っ頓狂な声をあげていた。

   「外交はどうなるのか」とみの。

   伊豆見は、「まず表に出てこないといけない。父親の肩書きのひとつを譲られて、はじめて内外ともに後継者となる」

   うまくいくかどうかに、鈴木は「五分五分だと思う」と朝鮮総連が作った後継者選定マニュアルなるものを出した。これには条件として

(1) 全人民の信頼を土台に大衆が推戴する
(2) 新しい世代の人物
(3) 首領の生存・在任中に選ぶ

とある。

   与良は「(1)がどうか。母親の神格化みたいな動きもあった」

   川戸恵子が、「どうして3男なのか?」

   鈴木も「わからないが、風貌もあるかもしれない」という。条件にはほかに風貌、指導者としてふさわしいかどうかもあるという。

   はて、金正日総書記の風貌はどうだったか? といいたくなるが、ともあれ、まだ先の話。まあ、そうですか、と見守るしかあるまい。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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