京都教育大の対応は「セカンドレイプ」 若一光司が強く批判

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   <テレビウォッチ>番組によると、「国立」京都教育大学の卒業生は6割が教師になる。その大学の体育会系クラブに所属する『教師の卵』6人が、19才の女子大生への集団準強姦容疑で逮捕された。

義務がある

   2009年2月25日、京都の居酒屋で行われた『追い出しコンパ』がお開きになった後、事件は起きた。警察の調べでは、酒に酔って抵抗できなくなった女子大生を空き部屋に連れ込み、集団暴行に及んだという。

   事件の1週間後、女子大生から被害の訴えを受けた大学側は独自に調査を開始、「公然わいせつ行為をして本学学生としての本分を守らなかった」として、6人を無期停学処分にした。が、4月に女子大生が刑事告訴するまで、大学側は警察に一切、届けていない。

   高村智庸リポーターの伝えるところでは、性行為に及んだのは4人(他の2人は見ていたとのこと)、そのうち1人だけが容疑を認め、他は否認しているそうだ。

   作家の若一光司は、大学側の対応を問題視して「公然わいせつのレベルではない。女性の被害を軽視することで逆にもう1度辛い目にあわせている。セカンドレイプをやったに等しい。女性をどう救い、どうサポートするかが一番、だいじなのに、大学としての社会的体面を考えて、事態を過小評価して乗り切ろうとしたように思える」と、厳しく批判する。

   大澤孝征も「国立大学の公務員なら、事件を認知したら捜査機関に通告しなければいけない義務がある。その義務も怠っている」と述べる。

   高村によれば「6人の男子学生は主力選手として活躍し、評判もよかった」らしい。

   赤江珠緒が言うように「容疑が事実なら重罪。学生たちの失うものも大きい」のは間違いない。

(追記:京都地検は2009年6月26日、6人全員を不起訴処分とした。)

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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