<テレビウォッチ>きのう(5月31日)の日曜日、麻生首相は府中競馬場で日本ダービーを観戦、優勝馬ロジユニヴァースと並んでご満悦だった。一方民主党の鳩山代表は、熊谷市で田植え機に乗って実際に田植え。ともに実質選挙態勢だ。
今期の衆院議員の任期はすでに3年8か月と戦後2番目の長さ。最長は三木内閣のときの任期満了4年で、3番目が1996年選出の3年7か月だ。で、1番と3 番のときの選挙結果は、いずれも自民党が議席を減らしている。「だから2番目も?」と蓮見孝之が図表で示した。
みのもんたは、「いま自民党(編注:と公明党)は衆院の3分の2をもってるんでしょう。当然減るわな、はっはっ」
末吉竹二郎は、「任期満了近くまでということは、解散権をもってる自民が、有利な状況を作れなかったということ」
「国民が総理を選ぶことになるんでしょう」とみの。
杉尾秀哉は、「戦後初めてですよ。それほど重要な選挙」
「そうだよね」とみのが目を輝かす。根っからの野次馬。
杉尾は「だから麻生さんか鳩山さんしかない」と後ろの大きな写真を指差した。日本ダービー優勝の横山騎手と並ぶ麻生首相と田植えのトラクターに乗った鳩山代表。
みのは鳩山代表を指して「いざとなったら小沢さんが出てくることは?」、
「ない」と杉尾。「ホントにない?」「ない」と妙にしつこい。
末吉が、「だから若い人も含めて、今度の選挙は棄権してほしくない」
杉尾は、「8月選挙で投票率が高くないといわれるが、そんなことはないと思う」
生駒芳子も、「いま政治への不信が高まってますが、興味もかつてないくらい高まっている。国民の声を聞いていい選挙してもらいたい」
しげしげと写真を見たみのが、「しかし、ワイシャツにネクタイで田植えはないでしょ」と妙に鳩山代表をくさす。最初に映像で写ったときもそうだった。蓮見があわてて、「まあ、まあ」
と、今度は麻生首相の写真に移って、優勝馬をはさんだ反対側に立つ人物を指して、「佐藤浩市さんのドラマ『官僚たちの夏』、わたしも出ましたからね」
蓮見が「急にドラマの宣伝になってしまいました」(笑い)
しかし、みのの鳩山嫌いは、どうもそれだけではなさそうだ。