<テレビウォッチ>中国の熊朝忠選手を3-0で破り5度目の防衛を果たしたWBC世界フライ級王者、内藤大助選手(34)がスタジオに生出演した。
チャンピオンベルトを肩にかけ登場した内藤。背の低い熊の頭が内藤の顔面あたるバッティングで、えぐられた両瞼の絆創膏が痛々しい。
やはり印象に残ったのは試合終了後の内藤のセリフ。
「せっかく1つの試合のためにこんなに(ファンが)来てくれたのに、しょっぱい試合してすいませんでした」。
会場が『ワー』と沸いたシーンを番組はVTRで繰り返した。
司会のみのがまず「相手もよく耐えましたね~」と。
内藤は「いや~やりにくかったですよ。タフで、気持ちもすごく入っていたなと感じた。会場が変わったのにお客さんがいっぱい来てくれて僕もコノヤロー、負けないゾーって」。
で、両瞼から血を流し戦うわが子の姿見て感じたのか、試合後に母親がもらした「引退してもいいんじゃない」という『母の本音』に話が及んだ。
みのが「子思う親の気持ち。お母さん思わず言ったんでしょう」。共鳴したのか、高畑百合子アナが「(お母さんが)疲れたな~っておっしゃってましたよ」と。
これに内藤は「毎回、試合でわざわざ東京に来てくれる。それが疲れるんですよ。母親は周りの方たちを考える人なので、それは尊敬するところなんですが、そういうことも含めて言ってるんだと思いますよ」と、まだ辞める気なさそう。
みのが「奥さんは?」にも、内藤は「『いつ辞めてもいいんだよ』とボクの意見を尊重してくれている」と次のセリフを。
「日本タイトル獲った時から『いつ辞めても……』と思ったけど、でもいつも思うのは、ファンの方から『次また行くよ』と期待をかけてくれる。それが嬉しくて、嬉しくて。じゃー、またやるゾーとなるんですよ」