<テレビウォッチ>政界のさまざまを斬る「週間永田町トリビア」、きょう(5月27日)のテーマは「副大臣ってナーニ?」
組閣のときのひな壇写真は定番だが、もう1枚ある、と出したのが麻生首相と河村官房長官以外は副大臣というひな壇写真。知った顔は1人か2人。三反園訓が「余り印象がないでしょう。天皇の認証をうける重要職ですが、何をしているのか」という。
おととい(25日)の参院予算委員会でのやりとり。北朝鮮のミサイル発射への対応を問われて、橋本聖子外務副大臣が答弁したのだが、これがしどろもどろ。委員長から「しっかりご準備をお願いします」といわれてしまった。
三反園は、「昔は政務次官。省庁の盲腸といわれた。いてもいなくても同じだと。これではいかんと政治家主導を提唱して生まれたのが副大臣。だれが言いだしたか覚えてますか?」
森永卓郎が、「だれだろう。橋本さん?」なんていってる。
落合恵子の「小沢さん」が正解。自由党時代に提唱した。
鳥越俊太郎が、「昔は大臣がわからなくなると、政府委員(役人)に答弁させてた」。「これは重要事項ですから、官僚に答弁させます、なんてね」と三反園。とにかくそれをなくそうと生まれたものだ。
この待遇がすごい。月の給与は169万円、公用車がつき、SPはいないが秘書が省庁から1人。ちなみに大臣177万円、総理242万円、国会議員の歳費は月約130万円だ。
ここで脱線して、総理のボーナス548万円から、三反園が麻生さん行き付けのホテルで食べたカレーライスの値段の話に。「いくらだったと思います?」。みんなわいわい値段を並べたが、正解は2772円。「これで庶民の気持ちがわかるのかなと思った」と。
話が戻って、副大臣の仕事だが、国会答弁の代役、会議でメッセージの代読などなど。要は大臣不在のときの代役。
森永が、「答弁してないよ」「それが問題」
三反園が、「副大臣にいわせると、大臣がみんな抱え込んじゃう。また、野党も大臣の出席を求めるんだが、副大臣を作ったのは小沢さん。この辺りを改めないといけない」
本来は専門知識を生かすポストのはずだが、派閥順送りで当選3回程度の議員がなっていて、実質は選挙対策になっているのだと。
赤江珠緒が「政治家主導になっているのか」
鳥越が、「派遣村問題で、大村秀章さん(厚労省)が出てきたけど……」
その大村副大臣は、三反園の「中途半端で要らないんじゃないのという国民もいる」との問いに「その意見、わたしもよくわかりますよ」(笑い)
小木逸平が、「他に大臣政務官もいて、給料は144万円」
三反園は、「カモメがいます。1羽はジョナサンだけどほかのカモメの名前は?」とボードを出して「カモメのみなさん」