<テレビウォッチ> 空前の漢字検定ブームを作った漢字検定親子、日本漢字能力検定協会の大久保昇前理事長(73)と息子の浩前副理事長(45)がきのう(5月19日)、背任容疑で逮捕された。
直接容疑は、前理事長が関係する経営実態のない広告会社への委託業務の支払いで協会に2億6000万円の損害を与えた、というものだが、他にも関連会社への偽装支払いがあるとされ、総額は250億円ともいわれる。
番組では、2人はパスポートの再交付を申請していたといい、海外へ高飛び寸前(?)をにおわせていた。ナレーションの最後は、「1年を象徴する漢字を決めていた彼らだが、いま彼らにふさわしい漢字は何だろうか」
鳥越俊太郎は、「皮肉なもんだな。彼らが漢字検定を始めたころは、受ける人も何十人とか何百人だった」
小木逸平が「1975年ですよね」
鳥越は「それが文科省の法人に申請してなっちゃったら、急激に上り調子になって、さらに漢字ブームでクイズなんかも盛んになって、ものすごいお金が入るようになった。公益法人だとあまり利益を出せないから、お金を処理しないといけなくなって、こういうことになった」
落合恵子は「公益法人になると、チェックはないの?」
「いやちゃんと結果を出さないといけない」(鳥越)
森永卓郎が、「普通の天下りの公益法人でも、秘書と個室と専用車と海外旅行がセットで1人1億円くらい使ってるんですよ。だからそれくらいにしておけば……」といったもんだから、全員が一斉に「いやそれだって」などと言いだして、何いってんだか分からなくなった。森永は「極端にやりすぎたからいけない」と。
佐々木亮太が、「漢字検定はこれからも続くんですが、それはいいことですからね」
落合が、前理事長が大きなマスクをしていたのを指して、「マスクはどういう意味だったんでしょうね。どっちだったのか」
鳥越が、なにやら漢字を書く仕草をしていたが、「隠」だったか。