<テレビウォッチ> 「友愛社会の建設、愛のある政治」と「みんなの幸せを後押ししたい」。きのう(5月14日)民主党代表選に出馬を表明した2人のキャッチフレーズだ。前が鳩山由紀夫幹事長(62)、後が岡田克也副代表(55)。どこが違うのか、よくわからない。
ともに代表を勤めたことがあり、まじめという点では共通点があるが、イメージはずいぶんと違う。
鳩山はいわずと知れた祖父鳩山一郎から続く政治一家の3代目。弟の邦夫は現総務相。毛並みのよさと資産家という点では、政界屈指だが、気さくな人柄で、コンビニへも行くし、ファストフード店へも行くと。
ニックネームが「宇宙人」。ギョロ目が似ているということらしいが、本人も「宇宙人の鳩山です」なんていってる。愛妻家で知られ、夫人と手をつないで歩く姿や一緒にチャリティーでパフォーマンスしたり。
出馬の会見では、「かつては優柔不断といわれもしたが、おかげさまで一皮むけた姿を認めていただければ」と自らを評価した。小沢代表のもとで変わったということか。
一方の岡田はくそまじめ、堅物で知られる。酔ったのを見たことがない、バレンタインのチョコすら受け取らない、滅多に笑わない。飲み会でも、コーラで延々と政策の話をする。
意外なのは、カエルの置物が大好きで、旅先で買い集めたものが、事務所においてあるんだとか。シンガポールでレートを間違えて高額なものを買ってしまい、あわてて返しにいったなんて話もある。
自らの長所・短所を「頑固、一貫している、信念がある」という。そのせいか。町で聞いても、鳩山にくらべ、いまひとつイメージがない。とくに、女性に知られていないというのが、女性支持が薄い民主党のイメージと重なる。
「総理になってやりたいこと」を聞かれて、鳩山は「地域主権の国づくり」、岡田は「行政改革。長期的には安心安全社会を作る」
長嶋一茂が、「民主党にはチャンスだと思うが、この2人って反対論者のイメージしかない。会見を聞いても抽象的で、もう少し具体的なものが聞きたかった」
木場弘子が、「今回はディベートをやるというので、期待している」
赤江珠緒は、「愛と覚悟ってちょっと較べようがない」
三反園訓は、「愛と幸せをどうやって実現するかを語ってほしい」
小木逸平が「ファストフードやコンビニへって、われわれには何の驚きもない」(笑い)
三反園は、「岡田さんはお酒も飲むし、ゴルフもやります。しかし、飲むと明け方目が覚めるのが嫌で、飲まない。スポーツは得意じゃなくて、プールのない高校を選んだとか」
大谷昭宏が、「岡田さんはいちどテレビに出てもらったことがある。カラオケは?『やりません』、プロポーズの言葉は『忘れました』だった」と、ずっこけてみせた。(笑い)